伝説は素敵な真実

古代エジプト人が崇めていた神にアモンという名の神がいました。その神は、頭部に渦巻いた角を持つ牡羊の姿をしていました。もうひとつ、彼らが神として崇めていた特別な石がありました。その石はアモン神の角の形に似ている事から、アンモナイトと呼ばれていました。
私たちがよく知っている、あのアンモナイトの化石の事です。カナダのネイティブたちが密かに持っていたアンモナイトは、エジプト人のそれとは違って、まるでオーロラのように光り輝いていました。そして、その光り輝く石には、地上からバッファローの姿が消え、飢えと病に苦しむ彼らを救ったという、すてきな伝説が残されています。「バッファロー・ストーン」と呼ばれるようになったのはその伝説に由来しています。

時空を超えて、古代エジプト人の人々とカナダのネイティブたちが語り継いできた「アンモナイトの伝説」は奇妙に似ています。私はこの不思議な伝説を信じたいと思います。息つく暇なく進化する高度情報社会の中で、このオーロラのように光り輝く石の、なんとも素朴な伝説が、すてきに聞こえます。

「バッファロー・ストーン」と呼ばれていた石が国際有色宝石協会(CIBJO)によって宝石と認定され、「アンモライト」という正式名称が与えられたのはわずか20年くらい前の事です。
しかし、奇跡的に生まれた「アンモライト」は、ほどなく掘りつくされてしまう運命にあります。

希少さは宝石の価値にとってとても大切な事ですが、今もネイティブたちに語り継がれている「手に入れた者には幸運が訪れる。」という伝説の方が、もっとすてきに思えます。

株式会社カナダビジネスサービス、代表取締役